地方分権と統計学  

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成島辰巳著

   地方分権と統計学

(A5判263頁/本体価格3238円)

地方自治の実現は、地方独自の統計の作成が必要
地方が地方の実情に応じた自治を実現するためには多様な地方の実情を調査し、地方の現状を認識しなければならない。そのためには地方が独自の統計調査を企画・実施したり、地方の統計を活用する必要がある(まえがきより)


<内容目次> 

第1章 統計学の歴史 Tイギリス政治算術 Uドイッ国状論 Vフランス確率論 Wケトレーの統計学 Xドイッ社会統計学 Y数理統計学

第2章 統計とは何だろうか T統計と統計データの違い U統計対象と統計 V統計対象とその一般的性格 W統計の真実性 X統計と統計解析 Y統計利用上の注意点

第3章 統計調査はどのようにして行われるか T統計調査の諸過程 U統計の信頼性と正確性

第4章 統計調査の形態 T直接統計調査と問接統計調査 U直接統計調査 V間接統計調査 W推計

第5章 任意抽出法とその問題点 T任意抽出法の基礎 U任意抽出法をめぐる諸問題

第6章 統計調査とプライバシー Tプライバシー権の発達 Uプライバシー権の概念 Vコンピュータによる個人情報の収集・蓄積・利用 W統計調査とプライバシー X個人情報保護法と統計

第7章 統計制度と統計体系 T戦後のわが国の中央統計制度再建史 U地方統計機構の整備とその問題点 V統計調査員制度 W統計体系

第8章 地方分権と地方統計 U地方自治 U地方分権 V地方分権と地方財政 W地方分権と地方統計

第9章 統計分類 T統計分類 U標準分類 Vサービス業の分類

第10章 統計図表をめぐる諸問題 T単なる表現手段としての統計グラフ U解析的手段としての統計グラフ


【著者紹介】
    大阪学院大学教授。『社会科学のための平均論』(法政出版)『統計情報の公開と統計解析』(三学出版)他。