「特色ある学校づくり」とカリキュラム・マネジメント  

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北原琢也編著

「特色ある学校づくり」とカリキュラム・マネジメント
―京都市立衣笠中学校の教育改革―

(A5判179頁/本体価格2000円)

本書は,ごく普通の公立中学校が,教育評価の実践研究としての「評価規準」づくりから,授業改革へ,そして,カリキュラム設計・カリキュラム評価へ,最終的には,カリキュラム(教育課程)改革をめざした取組の一端を示したものです(まえがきより)。
◆推薦します(京都大学大学院助教授 西岡加名恵)「衣笠中学校において4年間にわたって行われてきた学校改革の姿、とりわけ「目標に準拠した評価」と「総合的な学習の時間」の実践は、今後多くの学校が学ぶべきモデルとして語り継がれていくことでしょう」

<内容目次> 

序 章「特色ある学校づくり」における校長の役割 1 私の学校経営 2 研究開発の効率的な運営 3 研究指定校と学校経営 

第1章教育評価改革のはじまり 1 評価に関する基本的な内容の共通理解 2 単元における「評価規準」づくり 3 年間指導計画に沿った年間評価計画の作成 4 通知表の改善 

第2章「逆向き設計」論にもとづくカリキュラム改革 1 「逆向き設計」論との出会い 2 「逆向き設計」論にもとづく単元設計 3 学習指導案検討の実際 4 成果と課題 

第3章 自分の体験を通して表現力を伸ばす− 英語科のパフォーマンス課題とルーブリック −1単元(Unit)構想について 2 設定したパフォーマンス課題 3 ルーブリック作りについて 4 さらなる改善に向けて 

第4章「逆向き設計」論による指導案の作成とパフォーマンス評価― 理科における単元づくり ― 1 目標・内容分析―「具体化」「精選化」「構造化」2 「逆向き設計」論との出会い 3 パフォーマンス課題の実施 4 パフォーマンス課題を行って 

第5章「総合的な学習の時間」の取り組み 1 共通理解を図る 2 「きぬかけのみち」の全体カリキュラム 3 「総合的な学習の時間」の評価 

第6章 時間割の改革 1 「特色ある教育活動」「特色ある学校づくり」 2 授業時間の弾力化 3 衣笠中の時間割 

終 章 カリキュラム・マネジメントのプロセス 1 衣笠中のカリキュラム(教育課程)編成の共通理解 2 各年度における課題設定

《著者紹介》衣笠中学校校長、京都教育大学・立命館大学非常勤講師