村本邦子・渡邉佳代著
(四六判88頁/本体価格952円)「学校に行きたくない」と子どもから言われたとき、親はどのように考え、どう対応したらよいか、不登校の子どもの理解と関わり方について考えていきます。……子どもが学校に行かなくなったとき、親はまるで出口のないトンネルに入り込んだかのように落ち込んだり、不安に押しつぶされそうになってしまいます。このままずっと学校に行かないのではないかと、先の見えない状況に戸惑い、絶望的になってしまうかもしれません。でも、一番不安を感じているのは子ども自身です。子どもに必要な対応をすれば必ず不登校の出口が見えてきます。親子で向き合い、家族で支え合いながら、自分たちなりの解決方法を見つけていってほしいと思います。出口のないトンネルはないのです。(はじめにより) (四六判88頁)
第1章 どうして学校に行くの? 1 学校に期待されている役割 2 学習 3 対人関係4 自立 5 学校へ行く、行かない 第2章 発達課題と不登校 1 子どもの発達の道筋を知ろう 2 基本的信頼 3 自己コントロール 4 自発性 5 勤勉性 6 アイデンティティの確立 7 思春期に現れやすい発達課題のやり直し 第3章 不登校の状態と子どもへの関わり 1 状態に応じた働きかけを 2 不登校気味 3 不登校状態 4 不登校回復期 5 待つことと働きかけること 第4章 親子を支えるネットワーク作りに取り組もう 1 両親で子育てに参加しよう 2 学校の先生は力強い協力者 3 親の会や地域ネットワークで支えられる 4 相談機関などの社会資源を有効に
【著者紹介】
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