生活支援のレポートづくり

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大泉 溥著

『生活支援のレポートづくり 』


―実践研究の方法としての実践記録―


(A判250頁/税込価格2100円)

実践のセンスを磨く 事例の読み方・書き方

『ケース記録』や『日誌』などで、「実際に何をどのように書いたらよいのか」現場の職員や実習生たちが生活支援活動を記録することの意味を問い、“経験交流”の必要へと進み、“書くこと”へと展開して、実践を発展させるための主体的な研究の場の大切さを確認しています。また、レポート作成の基礎的な技法を簡潔明瞭に述べ、犯しやすい初歩的なミスや文章の混乱を克服するのに役立つ工夫にも言及して、よりよい実践記録をつくるための手立てを考え、実践記録の読み方へとつなげ、実践記録で切り開かれる世界の実例を示しています。(「まえがき」より)

【内容もくじ】


    第1章 生活支援の実務記録と経験の交流

    生活支援現場の実務記録、その様式と使い方・学生の実習記録―その作成と活用・実践体験の話し合い・実践を書き伝える

    第2章 実践レポートの書き方

    レポートづくりの基礎・まずは、“うっかりミス”をなくすこと・レポート構成の基本・学生の現場実習報告書と実習総括レポートの書き方・実践報告・事例研究としてのレポートづくり・読み応えのある実践記録を書くために

    第3章 実践記録の読み方

    実践記録を読むということ・読み取りの必要性と着眼のしかた・実践記録の批評

    第4章 実践記録で切り開かれる世界       

    ゆうちゃんの障害・とりくみ・変化・両親のとまどいと模索・生活と実践の再検討・いのちと発達をつなぐもの・“おもい”を力にかえて・“実践の二重構造”を現場でどう受けとめたか

    著者紹介

    日本福祉大学杜会福祉学部教授、同大学障害学生支援センター長。
    【主な著書】
    『障害者の生活と教育』民衆杜、『障害者福祉実践論』ミネルヴァ書房、監修『文献選集教育と保護の心理学 明治大正期〜昭和戦後初期』(復刻版全48巻・別冊解題全5冊)クレス出版、共著『日本心理学史の研究』法政出版、『日本心理学者事典』クレス出版