生活主体の発達論

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金田利子・著
『生活主体発達論』
―生涯発達のパラドックス―

(四六判240頁/ 税込価格2100円)

乳幼児から高齢者までの発達を考える。  時代と世代と個人がかかわりながら、生活者が発達していく過程の弁証法的な展開を明ら かにしようとしたもの。


【内容もくじ】

    T部 生活発達の弁証法
     1章 生活主体発達論−活動の特性から見た生涯発達過程論
     2章 高齢者の生活保障と人格発達
     3章 研究の方法―「事例のために」と「事例による」との統一

    U部 発達における初期とその後との関係
     1章 初期経験の効果に関する研究の方法論的検討
     22章 乳幼児保育の効果をめぐって
     3章 胎児性水俣病と発達保障 1. 新潟水俣病・胎児性水俣病と知恵子 8. 知恵 子さん、28年間の歩みに学ぶ ―公害問題と発達保障―
     資料1 手記・知恵子の自分史(みんなと共に歩む 古山知恵子)資料2 詩集

    V部 生活現実と歴史的展望における生涯発達
     1章 乳幼児期と集団保育
     2章 「共働き」から「共発達」へ
     3章 「共発達」への提案と実践


【著者紹介】

    県立新潟女子短期大学、日本福祉大学を経て静岡大学2004年定年退職。白梅学園短期大学 教授・静岡大学名誉教授。
    主な著書・編著書 『乳幼児保育論』(有斐閣)『育児・保育現場での発達とその支援』(共編著、ミネル ヴァ書房)ほか