小野英喜・著
学力保障と学校づくり
(四六判216頁/ 税込価格2100円)
京都府立朱雀高校のこれまでの教育実践を総括し、今、高校教育に何が求められているかという視点でまとめた実践集です。主として1990年以降の朱雀高校における教師集団のとりくみと、著者の理科教育の実践をまとめています。
【内容もくじ】
第1章 今、高校生は…高校生の生活とからだ 1 「学習と生活とからだに関するアンケート調査」 2 アンケート調査に見られる高校生の生活 3 子どもをだめにするテレビゲーム 4 子どもの権利条約と教育課程審議会の答申
第2章 学力保障がもっとも大切 1 学校は学力保障の場 2 新学力観は学力を保障するか 3 共通教養とは何か 4 「総合的な学習の時間」は教育課題になりえるか 5 「大きな学力」とわかる授業 6 学力保障としての教育評価 7 教職員集団づくりと授業改善の取り組み
第3章 高校生の文化と自主活動 1 学習指導要領の改訂と自主活動 2 学校五日制と部活動 3 生徒会(学友会)活動 4 自主活動としての文化祭・演劇鑑賞
第4章 理科教育の実践 1 理科は何を学ぶか 2 理科の学力と教育課程 3 高校化学教育の到達目標 4 わかる授業をどのようにしてつくるか 5 生徒による「授業の評価」の試み
第5章 教育改革と高校教育 1 教育改革で高校はどうなるか 2 多様化と教科・科目の多様化 3 学校づくりとしての教育課程
第6章 学校づくりと教育実践 民主的ということ・「管理職敵論」には立たない・PTA活動について・学校づくりをすすめて・これからの取り組みに向けて
【著者紹介】
京都府立朱雀高等学校教諭、2004年4月から、立命館大学 主な著書・編著書 『化がくの道』あずみの出版 『化学の授業と学力』あずみの出版 『くらしと化学の話』新生出版 『理科・目標づくり授業づくり』あゆみ出版 『授業が生きるときめき実験』新生出版社 『子どもが変わる環境教育』三学出版 |