こころを生きる

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高谷 清・著 
『こころを生きる』
―人間の心・発達・障害―

(四六判222頁/税込価格1575円)

「みんなのねがい」紹介・毎日新聞滋賀版紹介

重症心身障害やさまざまな困難を抱えている人から見て、世界はどのように見えているのか、感じているのかを語る。


【内容もくじ】

  1. 心を封印する子どもたち―信頼と希望について― 
    ●福 犬 
  2. 感じ、思い遣る心―感覚から愛へ―
  3. 未知の世界へのあこがれと不安―人間発達の質的転換― 
    ●もう一つの感覚 
  4. 画一性は障害の特徴か―人間の障害を考える― 
    ●Jリーグ 
  5. 心の棲み家―退行性疾患・皮質下の世界― 
    ●砂の女 
  6. 恐怖、孤独感と心の傷―障害者虐待― 
    ●握 手 
  7. 自己否定から子の否定へ―乳幼児虐待を考える― 
  8. 「現代」は今 
    一 ベトナム戦争は終わったが 
    二 汚染される自然環境 
    三 障害者への虐待 
    ●勇 気 
  9. 障害のある人の内面世界は  
    一 重症心身障害児の世界 
    二 知的障害の人たちの辛さ、苦しみ 
    三 自閉性障害の世界 
    四 乳幼児虐待の残酷さ 
    ●支 子 
  10. どのように考えるのか 
    一 正常と異常 
    二 「障害は個性」か 
    三 遺伝性疾患に関して 
    (1)「正常」と「異常」のあるのが正常 
    (2)出生前診断 
    四 国連とWHOの動向 
    五 人が生きていくということ
    ●のぞみ 
  11. 緩慢な虐待―知的障害の人の姿は(1)― 
    ●草の声、石の個性 
    ●盲人写真展 
  12. なぜもっと激しい言葉で怒りを表わさないのか―知的障害の人の姿は(2)―
    ●鼻と手 
  13. ある少女の物語―日本の社会の中で― 
  14. いのちとこころ―生命が奪われ心が苦しむ― 
  15. こころは何を求めているのか―あるがままの自分― 
    ●天動説

【著者紹介】

    滋賀県在住、前第一びわこ学園長、フリーライター、小児科医師。
    〔著書〕『子どもの発達と障害』(医療図書出版)、『重症心身障害児』(青木書店)、『重症児のいのちと心』(青木書店)、『支子−障害児と家族の生』(旬報社)、『はだかのいのち−障害児のこころ、人間のこころ』(大月書店)、『透明な鎖−障害者虐待はなぜ起こったか』(大月書店)、『埋め立て地からの叫び−ある住民運動の記録』、(技術と人間)『蜂が戦い椰子も働く−南べトナム解放 ベンチェの戦線』(文理閣)他