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小林英義・著
『少女たちの迷走』 児童自立支援施設からの出発
(四六判152頁/税込価格1575円)
「学園出て、一人暮らししていたら、最初は自由がうれしかった。でも、ごはん食べるときも一人。仕事場で忙しく、一日誰とも話さず、終わる日だってあった。だから、泣きながら寝た夜もあったし、写真をそばに置いて寝た夜もある……」。
この本は、二人の少女の自立に向けた歩みの記録である。
【内容もくじ】
- 児童自立支援施設での私たちの歩み
- 落ち着かぬ日々(昌子の歩み)
●ボコボコにされて ●乳児院から里親へ ●中卒での入所
- 揺れ動く心(朝子の歩み)
●退園直後の家出 ●ひとり親家庭での養育 ●審判での入所
- 社会的な子育て支援を
●問われる養護の形態と内容 ●思春期への対応 ●自立への支援
【著者紹介】
会津大学短期大学部(社会福祉学科)助教授・保護司
(著書)『ひとりぼっち(養護施設からの報告)』(みくに書房)『愛と哀しみの少年たち(教護院・ある夫婦寮の記録)』(教育史料出版会)『児童自立支援施設とは何か(子どもたちへの真の教育保障のために)』(教育史料出版会) |