長谷川眞人・著
『児童養護施設の子どもたちはいま』 過去・現在・未来を語る
(A5判224頁/税込価格2205円)
子どもたち自身が語る児童養護施設の本。
児童福祉法改正で名称変更された、児童養護施設とはどのような施設で、そこにはどんな子どもたちが生活しているのでしょうか。施設にはどんな問題が今あるのでしょうか。施設はどのような歴史を持っているのでしょうか。このことについてわかりやすく述べます。また、施設の子どもたちや施設を卒園していった子どもたちの思いについて子どもたち自身が語ります。
【内容もくじ】
[1] 児童養護施設とは 1 作文を通した親への願い 2 児童養護施設とは 3 施設への入所に至るまでの事例 4 施設における生活は 5 児童養護施設における自立支援とは
[2] 施設で育った子どもたち 6 施設で育った子どもたちは今 7 施設で育った卒園生の体験記と施設の役割、職員の役割とは ・作家である井上ひさしさんの施設体験談から ・作家の西村滋さんの施設体験談から ・昭和四○年代以降の卒園生の体験談から
[3] 今直面していること 8 養護施設児童の進路問題について 9 児童虐待と子どもの人権と親権について 10 児童養護施設における在日外国人問題 11 虐待児K子との365日
[4] 児童養護施設の歩み 12 養護施設が戦前・戦後を通して設立されてきた背景 13 養護施設職員として関わって
[5] 資料編 児童相談所について(里親制度も含む) ・児童家庭支援センターの現状と課題 ・児童福祉法に基づく施設とその種類 ・虐待に関わる法的制度(抜粋) ・外国人の児童ケースについての取り扱いに関する法令 ・養護施設でおこなわれている家庭支援施策の変遷
【著者紹介】
1943年生。
現在 日本福祉大学教授
著書 『子どもの生活と援助』(ミネルヴァ書房)ほか |