(A5判129 頁/定価本体1800 円+ 税)送料1冊164円
障害児の教育と福祉分野における人物史研究
明治期から昭和期にかけてより広範な時期を対象にして、各々の実践が生み出される社会背景や成立要因、実践の根本的な思想を
明確にしようとした。また歴史研究において何よりも大切な資料の探索を行った( あとがきより)。
<内容目次>
第1 章 石井亮一の白痴教育の実践
白痴教育論への萌芽 白痴教育論の形成と展開
第2 章 小林佐源治の劣等児教育の実践
小林の生涯と教育観 小林の劣等児教育実践 小林の学級編制と教育問題
第3 章 杉田直樹の治療教育の実践
治療教育学の紹介と杉田 「治療教育」思想の形成過程
第4 章 近藤益雄の学力保障の実践
近藤の学力保障についての実践経過 学力観について 総合活動の位置づけについて
第5 章 小林提樹の重症心身障害児の実践
小林の「療育」思想の生成・発展過程
第6 章 三木安正の障害児保育の実践
戦前における三木の略歴と障害幼児への活動の場 脳研究室での知的障害児問題との出会い
保育問題研究会での研究と実践の始動 愛育研究所での先駆的実践活動へ
(著者紹介)愛知教育大学教授(著書)『基礎から学ぶ社会的養護』(ミネルウ゛ァ書房) 『気になる子どもと親への保育支
援』(福村出版)