(A5判96 頁/定価(本体1000円+税、送料1冊80円)
フェミニズムのこれからを考える
フェミニズムの歴史や女性施設の変遷、結婚イデオロギー、男性のジェンダー意識、メディア、暴力、組織、老いと貧困、身体と生殖に焦点を当て、考察しました。女性ライフ
サイクル研究所におけるフェミニズムのゆくえを問うものでもあり、執筆者はそれぞれのテーマをもとに自らの実践や立ち位置を
振り返りました。読者にも、フェミニズムの行方を問い直していただけるものになればと願っています。
<内容目次>
序 フェミニズムはどこへ―女たちの財産を次世代に受け渡すために 村本邦子
●日本のフェミニズムの歴史―女をめぐる意識と社会の変遷 窪田容子
●女性施設の変遷にみるフェミニズムの行方 小田裕子
●ジェンダーと結婚イデオロギー 桑田道子
●男性のジェンダー意識―現代における青年男性の生きにくさと女性 森ア和代
●NHK連続テレビ小説における女性像の変遷―フェミニズムの視点から 下地久美子
●女性と権力―暴力の被害・加害を乗り越えるには 西順子
●女性を中心とした対人援助職の組織づくり―女性とケア、組織形成に伴う諸問題を超えて 渡邉佳代
●女性と老い―貧困の側面から 津村薫
●女性の身体と生殖―進展する生殖補助医療とその選択のなかで 安田裕子
(編者紹介)女性ライフサイクル研究所は一九九〇年の開設以来、女性、子育て、家族、虐待、DV、性暴力、トラウマなどをテーマに活動してきま
した。