(A5判223頁/税込価格2310円送料1冊160円)
教師や学校本来の役割とは?
教育は学校に限られない。教育はいつでもどこでも行われている。では学校教育がなぜ必要となるのだろうか。学校の教師は専門職として社会の承認を得なければならならないが、その位置づけが実際にはゆらぎをみせている。教師や学校本来の役割をどのように考えればよいのだろうか。本書ではそのような問いをこめた。(あとがきより)
<内容目次>
1部「教育の困難と子ども」1章 新たな「学力テスト」と教育のシステム 2章 「評価・評定」と教育課程 3章 PISAと新リテラシー政策 4章 教育実践と発達論
2部「学校教育と教育権」 5章 学校教育の公共性 6章 国際的合意形成からみた教育権と義務教育の危機 7章 学校評価・学校選択・接続選択
3部「教師の役割変化と民主主義」8章 教師の仕事と社会的性格 9章 2008 セアート勧告にみる教師専門職性の発達 10 章 教
員評価基準をめぐる国際的合意形成にあらわれた二律背反
(著者紹介)京都橘大学教授
(著書)『国際障害者年』(青木書店)、『保育の原点をさぐる』(ぎんのすず幼教出版)、『子どもの遊びと学力の世界』(法政出版)、『いま人権教育を問う』(大月書店)、『ヒューマンサービスの教育』(三学出版)その他。