(A5判301頁/税込価格2835円送料1冊160円)
新生児期から学齢期までの発達過程
ヴィゴツキーの本来の意思を伝えるためオリジナルから訳出したいと思ったのである。…新生児期から学齢期までの発達過程の通覧ができるのである。これはヴィゴツキーが準備しようとしていたとされる発達心理学に近づけることになる。さらに、特に、5、6はヴィゴツキーの発達論に特異な光を投げる危機的年齢期の問題が集約されてい
る。貴重な文献とみられるのである。なお、就学前期は未発表のため、7としてそれに近い「遊び」論文で選択・代替させた。(あとがきより)
<内容目次>
1 児童学的な年齢の概念
2 子どもの発達の年齢的時期区分の問題
3 年齢期の構造とダイナミクス
4 年齢期の問題と発達診断学〔発達の最近接領域〕
5 3 歳と7 歳の危機
6 移行期のネガティヴな相〔13 歳の危機〕
7 就学前期―子どもの心理発達における遊びとその役割
8 学齢期
9 学童の思考
10 児童学における環境の問題
11 人間の具体心理学
訳者あとがき・ヴィゴツキーの復活・日本のヴィゴツキーの波・人格理論の起点――「人間の具体心理学」・人格発達としての年齢期のダイナミクス
(訳者紹介)土井捷三・神谷栄司・伊藤美和子・西本有逸・竹岡志朗・堀村志をり