忘却の現象学
        ――思考法の転回

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中井孝章著

忘却の現象学         
――思考法の転回


(四六判99 頁/本体価格1200 円送料1冊82円)
記憶信仰社会における忘却の意義の捉え直し
エポック授業にみられるように,忘却には重要な本質と意味があると考えられる。本書では,私たちの「忘れる」という日常経験を解明していくプロセスの中で,現象学(現象学的思考法)がいかに優れた方法であるかが明らかになるであろう。 (「序論」より)。

<内容目次>

T.現象学的思考法とは何か――竹田青嗣によるフッサールの読解 1.知覚の現象学 2.言葉の現象学 3.「無意識」の現象学 4.「忘れる」ことの現象学的解明

U.「忘れる」の哲学−脳科学的分析  1.自然の摂理としての「忘却」2.記憶と忘却の脳科学 ――外山滋比古の忘却論のエビデンス

V.「忘れる」の心理学−脳科学的分析 ――「し忘れ」「し間違い」「ど忘れ」  1.「し忘れ」としての忘却 2.「し間違い」としての忘却 3.「ど忘れ」としての忘却 4.「忘れる(忘 却)」の現象学的解明

W.「意志」としての「忘却」と「無我夢中」としての「忘却」   1.「意志」としての「忘却」――“ 忘れられない人” と“ 忘れない人” 2.「無我夢中」としての「忘却」 (1)フロー経験と暗黙知の稼働(2)自我意識の忘却としての慣れと対象への習熟―素読の再評価

X.存在の忘却――M. ハイデガーの忘却論

(著者紹介)大阪市立大学大学院教授。学術博士。  単著(近著)『学校身体の管理技術』(春風社)『リスク社会における子どもの安心・安全』(日教研) 『子 どもの生活科学』(地研)