いま、家族を問う
        ――家族は変わったか?

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女性ライフサイクル研究所編

いま、家族を問う         
――家族は変わったか?


(A判96 頁/税込価格1050円送料1冊80円)(女性ライフサイクル研究22号)

女性ライフサイクル研究所は一九九〇年に開設以来、女性や子どもをテーマにさまざまな支援に取り組んできました。これまでの活動を踏まえ、『いま、家族を問う』をテーマに特集を組み、結婚、親子、性的虐待、非血縁家族、子連れ再婚、ひきこもり、戦争トラウマ、お墓など、家族に関わる様々な側面に焦点を当て、家族の変化や課題について考察しました。規範としての画一的な家族像が中核に据えられ、周辺におかれた家族は影のように不可視化される中で、家族を画一的なイメージから解放し、周辺化された社会や世界に眼を向け、家族を公共に開いていくことが必要性ではないでしょうか。家族について、問い直す論文集となっています。

<内容目次>

●序 いま、家族を問う− 女性ライフサイクル研究所長 村本邦子

●結婚と夫婦の関係ー過去から現在へと続く、社会からの影響の中で 窪田容子

●国際結婚ー共生への道 小田裕子

●「親子密着」を考える―援助の視点から 津村薫

●家族のなかで性的虐待の加害と被害がおこるとき−家族の再統合をめぐって 西順子

●血のつながりに依らない家族―社会的養護と生殖補助医療のなかで 安田裕子

●家族の再構築−子連れ再婚とその支援から見えてくるもの 桑田道子

●中年期を迎えたひきこもり−支え亡き後の生活を考える 前村よう子

●家族の記憶を受け継ぐ第三世代の試み−戦争トラウマの世代間伝達を超えて 渡邉佳代

●家族と墓−これからの葬送のゆくえ 下地久美子