(四六判159 頁 /定価本体1500 円送料1冊164円)
「知的障害」がある人の、人間のこころを描く
人間は、お互いに思いやったり、助けたり、助けられたりしてきた。
今日では、「知的障害」があるとされる人たちのあいだに、そうした
「こころ」が脈々と受け継がれているのではないかと思う。そこに「ゆ
たらかさ」を感じるのである。(びわこ学園医療福祉センター草津
前園長・小児科医師 谷 清)
<内容目次>
T T 日常の中で
Dさん行方不明 Kが我が家に生まれて なんせ自分のDNAを継いどるんは ただの人 お母ちゃ
んたち奮闘 よろしくたのむで 4区のSです とんどは地域の人たちとの交流の場 地区一斉河川
美化活動 市長選、市議会議員補選を通して 「バリアフリーを考える市民の会」設立の経緯 まちづ
くりは地域と福祉の協働で ひとはに通っている人たちは
U ひびきあう
聴く力 寄り添うということ 殺されとうない 相互変容 普通名詞で括るということ 聴くという
こと 自分の立つ位置 潤滑油 福祉という現場の立ち位置 理解と共感 食事の風景から引き出す
ということ 「あんたが主役」ということ 想像力と創造力 やさしさの持つ怖さ
V 協働でつくる人間学 ひとは敬い合わなきゃならねえよ! ふとしたご縁で 肩書きのない世界の
心地よさ 三つの根性 「他人事でない」ということ 弱者は強者よりも弱者か 私たちの使う言葉
私ってなに? 自由を尊重するということ お互いに自分らしく 「そのまま」と「ありのまま」
「自生」と書いて「じおい」と読む 自生文化ということ 語り合うということ 自戒
(著者紹介)社会福祉法人ひとは福祉会理事長・広島人権擁護センターほっと代表