非行の予防学

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佐々木光郎著
非行の予防学
――思春期の問題行動から見た幼児期の大切さ



日本図書館協会選定図書

(四六判193 頁/税込価格1890 円送料1冊160円)
「非行をしない、させない」育て方
事例を挙げてわかりやすくまとめたつもりである。日ごろから思っ ていても、「子どもが健全に育つためにはこんなところが大事なのか」 と、ハッとするところがあると思う。そのようなわけで、子どもたち の日々の暮らし(住む、食べる、着るなど)そのものに着目し、気 をつけてほしいところを述べた。後半では学校のもつ役割の重要さ にも触れた。私の臨床体験がこのようなかたちでお役に立つならば うれしい限りである。(あとがきより)

<内容目次>

第1章 思春期の問題行動から見た幼児期の大切さ―不適切な養育の事例などから学 ぶ― 育ちの「土台」 みなもとは家庭(1)心地よい住まい(2)愛される存在(3)規律ある生活習 慣 (4)食事の風景(5)絵本ネグレクト(6)自然体験と「遊び」

第2章 非行をしない子ども 食事の風景 表現の力 身体づくり 基本的生活習慣と非行 

第3章 配慮のある家庭環境 住まいと非行 離婚と再婚 ステップファミリーの知恵 親のつきあい と非行 父親の役割 祖父母と非行  

第4章 学校、地域での支援 部活動と非行 友だちとの関係と非行 「あそび・非行」型の不登校   再非行の防止と教師 地域の子どもは地域で育てる 

第5章 非行をしない、させない支援 非行しない力 非行させない力 非行後の成長支援 

終章 わが子の非行がないために 非行の予防学とは 予防の必要性 予防的な家族支援

(著者紹介)(著者紹介)静岡英和学院大学人間社会学部教授。 (著書)『増補「いい子」の非行』(春風社)、『思春期までにこそ心豊かに』(少年写真新聞社)