(A5判80頁/税込価格1050円送料1冊80円)
「こころ」だけでも、「からだ」だけでもなく、人間存在全体として、バランス良くあるということは、どのようなものなのでしょうか。本号は、心理学に足場を置いた立場から、「からだ」への視点を取り上げました。初めに、心理学に足場を置きながら、「からだ」の声を聴くことを重視した取り組みを紹介し、ダンス、演劇、オペラ、制作といった芸術の力に目を向け、最後に「からだ」そのものに焦点を当てたバイオフィードバック、アクティブレストについて考察いたしました。
<内容目次>
@歴史の傷
こころとからだで歴史を考える−”HWH: Healing the Wounds of History(歴史の傷を癒す)”を通じて
村本邦子
A保健室
スクールカウンセラーと養護教諭の協同−からだとこころをつなぐ
渡邉佳代
Bトラウマ
「身体感覚」に耳を傾けるトラウマ療法−ソマティック・エクスペリエンスに学ぶ
西順子
Cダンス
ダンスでみずからを取りもどす−DV被害を乗り越えて
下地久美子
D演劇
演劇でみずからを啓く−劇団青い鳥・芹川藍さんの自己発見講座を通して
前村よう子
Eレポート
オペラ体験を通したからだと表現 登尾和栄
F手づくり
手のはたらき−手づくりの鳩を介して、人と人がつながるのを見て
森ア和代
G運動
習慣的に運動すること−「からだを動かそうプロジェクト」の実践を通じて
津村 薫
Hレポート
バイオフィードバックによるアプローチ
桑田道子