からだの声を聴く

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女性ライフサイクル研究所編(三学出版発売)
からだの声を聴く
―肥大化した「こころ」の時代に(女性ライフサイクル研究19号)

(A5判80頁/税込価格1050円送料1冊80円)


「こころ」だけでも、「からだ」だけでもなく、人間存在全体として、バランス良くあるということは、どのようなものなのでしょうか。本号は、心理学に足場を置いた立場から、「からだ」への視点を取り上げました。初めに、心理学に足場を置きながら、「からだ」の声を聴くことを重視した取り組みを紹介し、ダンス、演劇、オペラ、制作といった芸術の力に目を向け、最後に「からだ」そのものに焦点を当てたバイオフィードバック、アクティブレストについて考察いたしました。

<内容目次>

@歴史の傷 こころとからだで歴史を考える−”HWH: Healing the Wounds of History(歴史の傷を癒す)”を通じて 村本邦子

A保健室 スクールカウンセラーと養護教諭の協同−からだとこころをつなぐ  渡邉佳代

Bトラウマ 「身体感覚」に耳を傾けるトラウマ療法−ソマティック・エクスペリエンスに学ぶ 西順子

Cダンス ダンスでみずからを取りもどす−DV被害を乗り越えて   下地久美子

D演劇 演劇でみずからを啓く−劇団青い鳥・芹川藍さんの自己発見講座を通して 前村よう子

Eレポート オペラ体験を通したからだと表現  登尾和栄

F手づくり 手のはたらき−手づくりの鳩を介して、人と人がつながるのを見て 森ア和代

G運動 習慣的に運動すること−「からだを動かそうプロジェクト」の実践を通じて   津村 薫

Hレポート バイオフィードバックによるアプローチ 桑田道子