社会と心

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高取憲一郎
社会と心
―新ヴィゴツキー派の視点

(四六判163頁/税込価格1575円送料1冊160円)


社会が心をつくる仕組み……その謎を探る
社会・心・脳のネットワークという論点を本書を貫く基本的枠組みとして意識的に据えてみながら、いままでの著者の考えをまとめる。

 

<内容目次>

第1章 PISAと新ヴィゴツキー派心理学(1)PISA(2)PISAの学力観(リテラシー)(3)新ヴィゴツキー派のモデル(4)正統的周辺参加とフリーター漂流(5)PISAとフィンランドブーム(6)コールの第五次元プログラム(7)新ヴィゴツキー派とコミュニケーション力 

第2章 ヴィゴツキー派心理学(1)ルリヤ(2)ヴィゴツキー派心理学の諸概念(3)その他、関連する諸問題  

第3章 遺伝・環境問題とコミュニケーション(1)ヘッブと黒田の行動発達の要因分類表(2)キレる現象とコミュニケーション(3)トラウマと児童虐待(4)心は脳科学で解明できるか 

第4章 ピアジェ派心理学(1)記号とコミュニケーションによってつくられる知能(2)チャプマンの三項関係モデル 

第5章 進化心理学  

終章 まとめにかえて:社会が心をつくる仕組み

<著者紹介>鳥取大学地域学部教授(著書)『文化と進化の心理学』(三学出版)