人間って弱い だから扶けあって 生きるのさ

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櫻木東亜雄著
人間って弱い だから扶けあって 生きるのさ

(四六判164頁/本体価格1500円送料1冊164円)


ケアマネが経験した世界
現実の利益社会の軋轢でうごめく欲の相から観音経を軸に共同社会を求めて「老いを生き抜く」利用者の相と重ね合わせ、「人の生きる証とは何か」を考える。  

 

<内容目次>

第一章 介護現場の人間模様 
一 主役の横顔・六十の手習い・経営者イエスマン氏・セレブの女・忍ぶ女・泉州人情の女
二 むなしいかけひき・辞めるって、本音?・将来性のない職場・火中の栗拾は拾わず・脚下を照らせ・気持ちは分かるが・人ばかり追うと病気になる
三 変革なき事業所事情・金よ、天から降ってこい・透明なる不透明・経営者受難・倒れそうで倒れない会社の生き様・浜の真砂は尽きるとも・人出会い交わり、泣き笑い、祈る
四 関係者・点描・もう少し人を温かく看たらいかが・「してあげる」介護・ヘルパー・ケアマネ分かれ道・ヘルパー稼業では食っていけない・サ責とケアマネの攻防・骨折出世・下請けって、損やな.毎月百万の赤字、これじゃ介護車は動かない・赤ひげは寓話、金と権威の町医者稼業

第二章 老いを生きぬく あの世に連れていきたい・あんた誰?・殺してやりたい・ネグレクトの家・息子に心配かけたくないからね・あたしが一番かえ・ターミナルの涙・世界一の娘・苦渋苦闘十数年・何のために育ててきた!・盗みの館・入院はしたくない・一円でも大事・元の身体がほしい・最後まであきらめない・先生、楽になる薬、ちょうだい・「観音様」ありき

(附) 人生回想「第二の人生」というけれど・忘れ得ぬ人・真実一路の旅なれど・老体にムチ打つ日々・この空しさはどこから・観音経にふれる・酒・花・家族・自画像・人生をありがとう

<著者紹介>修徳学院、大阪府福祉児童課退職(編著書)『俺たちの少年期』『あなたに啓発されて』(法政出版)