(A5判198頁/定価本体2000円送料1冊164円)
家裁や児童相談所の判断で施設入所した子どもたちの声
「タバコも吸った。シンナーも吸った。バイクも盗んだ。恐喝もした。気に入らない奴がいたら力で押さえつけた。それが良かった。そのときさえ良ければ、良かった。迷惑かけても気にしなかった。そんな自分が昔、いた…(中3・T)」
<内容目次>
1.学園生活のエピソード
2.私のお父さん、お母さん
―― 「父の日」「母の日」の日記から
3.悲しい別れ
―― 中2・H君の病死
4.学園生活を振り返って
――退園を前にして
5.読者からの便り
――返信を糧に
6.寮運営の足跡
――編集後記から
7.寮母としての思い
――開寮当時の記録から
資 料
(1)少年事件手続概略図 (2)在籍児童数の推移(1965 年〜2004 年)
(3)学校教育の実施状況
(4)新聞記事(朝日新聞埼玉版、1986 年6 月1 日付) (5)新聞記事(朝日新聞、1998 年4 月7 日付) (6)寮通信・第30 号(写)
《著者紹介》秋田大学・教育文化学部教授 (著書)『児童自立支援施設の教育保障』(ミネルヴァ書房)『少女たちの迷走』(三学出版)