出版目録のトップへ横山卓雄著（京都自然史研究所発行・三学出版発売）
世界遺産
ポンペイ崩壊の謎を解く
―火山災害にどう対処したか―
（B6判212頁／本体価格1600円送料1冊164円）
歴史のロマンを科学する
ポンペイの遺跡はローマ文化の缶詰として世界的に有名だが、自然の種々相について信じがたいことが歴史的定説・俗説として存在する。定説の虚偽を科学的に検討し、合理的な新説を考える。
古代都市ポンペイは一瞬で壊滅したのか？・俗説のあやまり――事実の謎
ポンペイの人々を殺した火砕流・軽石はいつまで降っていたのか・火山灰の降る中で人は大丈夫か・人々の生命を奪ったポンペイの火砕流・第２火砕流の来襲した時刻・火砕流・土石流が城壁を乗り越えた・第３火砕流の来襲した時刻・土石流の来襲・被災直後のポンペイ古代都市
＜内容目次＞ ポンペイ滅亡の日――ヴェスヴィオ火山の爆発で何が起こったか
序章 ポンペイ滅亡の謎 １ 古代都市ポンペイは一瞬で壊滅したのか ２ 俗説の誤り――事実の謎 ３ ポンペイの人々を殺した火砕流と土石流
第１章 定説のもとになった歴史学的史料
第２章 ポンペイ遺跡を埋めている火山噴出物
第３章 いろいろな火山噴出物
第４章 ポンペイ史概論
第５章 謎の解明――問題点の検証
第６章 古代都市ポンペイで用いられている石材
第７章 ポンペイにおける人工建材素材
第８章 勝田の研究と今後の課題
《著者紹介》同志社大学名誉教授 理学博士 （著書）『地図のみかた』（保育社）『京都の自然史』（三学出版）