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田中耕治・著
『学力評価論の新たな地平』
今日の「学力問題」の本質とは何か
(四六判136頁/税込価格1365円 品切れ)
教育課程改訂を機に、再び三たび「学力とは何か」「評価とは何か」が、根本的に問われ始めている。本書は、学力と評価をめぐる今日の問題状況に鋭い分析を加えることによって、この問いに果断にこたえようとしている。読者は、興味・関心のあるどの箇所から読み進めても、「学力評価」に関する今日的な課題に逢着するであろう。
【内容もくじ】
- 第1章 子ども観の転換を「子どもの権利条約」に読む
(一)一冊の本との出会い (二)「発展途上国」が提起している問題 (三)「子どもを少なく産んで大切に育てる」という思想 (四)「子ども最優先の原則」の子ども観・教育観
- 第2章 学力評価論が直面している課題とは何か
一 子どもたちの学力実態は、どうなっているか 二 現代を生きる子どもたちに要求されるリテラシーとは何か 三 学力の基礎・基本問題を考える 四 授業づくりにおける基礎・基本とは何か 五 「支援か指導か」問題にこたえる
- 第3章 「総合学習」は学力評価論に何を提起しているか
一 「総合学習」の主張 二 「総合学習」への問い 三 「総合学習」の今日的意義 四 「総合学習」の実践的な課題
- 第4章 学力評価論の現段階を問う
一 学力評価論は、どのように展開してきたか 二 「形成的評価」論の今日的課題を考える 三 ポートフォリオ法とは何か
- 第5章 学力評価のしくみはどうなっているか
一 指導要録の改訂が意味するものは何か 二 関心・意欲・態度問題にこたえる 三 「内申書」問題の現状を考える 四 通知票改善のポイントは何か (一)『通信簿のない学校』から (二)戦前通知表の歴史 (三)戦後通知表の歴史 (四)通知票の改善方向 |