●春日井敏之・櫻谷眞理子・竹中哲夫・藤本文朗編 ISBN978-4-908877-01-8 ひきこもる子ども・若者の思いと支援 —自分を生きるために— (四六判270 頁/定価本体1900 円+ 税) 不登校やひきこもりを経験した本人自身が語る 不登校やひきこもりを経験した青年たちが、自分の内面を見つめながら、そこで何が起こったのか率直に綴ってくれています。親への失望感や怒りを書いた人もいます。他方では、親や支援者などの対応が寛容で、救われたことを書いている人もいます。こうした事例からは、専門家や親の会などとの出会いが、子どもに対する親の対応にも大きな影響を与えたことをうかがうことができます。当事者の語りに耳を傾けることを通して、不登校・ひきこもりとどう向き合えばよいのか、考えていただけたらと思います。( あとがきにかえてより)。 (内容目次)第1部 不登校・ひきこもりを経験した若者たちの思い 第1章 わたしにとっての不登校経験とその後 第2章 これまでの自分とこれからの自分 第3章 不登校・ひきこもりの経験から 第4章 不登校になった意味を問い続けて 第5章 これまでの半生―まだまだ、これからの半生 第6章 ひきこもりの実感がないひきこもりの自分 第2部 さまざまな支援ネットワークの取り組み 第7章 ひきこもり経験者から見る、ひきこもり支援 第8章 「フレンドシップなでしこ」での実践を通して考えたこと 第9章 ただ「いる」こと、ただ「ある」こと 第10 章 ひきこもる若者と、総合的なかかわり 第3部 ひきこもり支援の方法を考える 第11 章 ひきこもる子ども・若者の主体形成と支援 第12章 長期・年長ひきこもり支援 第13 章 ある親の会の歩み (編者紹介)春日井敏之(立命館大学文学部、大学院応用人間科学研究科教授)・櫻谷眞理子(立命館大学産業社会学部教授)・竹中 哲夫(日本福祉大学名誉教授、日本福祉大学心理臨床研究センター( 心理臨床相談室) 研修指導員)・藤本 文朗(滋賀大学名誉教授、全国障害者問題研究会顧問)
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