山本久江著
『わたしの若狭風土記』
(四六判224頁/定価本体1500円)
若狭に住み続ける生活者の風土記若狭の風土・若狭が生んだ偉人たち・民俗・歴史・そこに生きる人びとの暮らしを描く。
<内容目次>
第1章 T 若狭風土記
文法学の祖 東条義門 酒井家文庫と小畑昭八郎氏 忘れられない台風十三号の惨状 女(おなご) 茶碗花(ちゃわんばな) 山葵(わさび)の思い出
詩人 山本和夫のスケッチ――若狭国分寺にて 明通寺の法灯 円照寺の大日如来さま 蛇頭村(じゃとうむら) 桔梗の花 羽賀寺の別嬪さん 彼岸花 うすば鰈(かれい)
ころもん 八百比丘尼 たかもんさんの神 初風呂 七草粥と小豆粥 どんど焼きの思い出 根来の子守唄 雪姥さん ゆきん婆さん 藁灰(わらべぇー)
U 赤い傘
ふたりの琵琶湖 妻を思う夫 野戦の手帳 枇杷(びわ)の想い出 合歓の花咲くころ ある手紙から 少年からの手紙 生命の尊さ 茗荷(みようが)の花
乳母島(うんばじま)さん 手をつなぎ心をひとつに――「母子寡婦福祉連合会の歴史によせて」 ツーK・ツーF 生命(いのち)は海から 知事の一日お父さん
夕暮れになるまでに 赤い傘 こごえたラッパ あるドライバーとの出会い 老漁師と母子
V ほたる 多田のおやくっしさんまいり 雛人形 若狭の春 ひとつの出会い
どくだみの花 欲しかったミシン 友の死 ほたる 若き日の父の恋人 初蝉 地蔵盆 わたしの運動会 雨の中へ消えた母 弟の死 一葉のはがき おおとし
若狭の今をいきづく風土記 (野呂 昶)
【著者紹介】
●小浜市生まれ。「あんじゃり」「若狭文学」同人、小浜市母子寡婦福祉連合会会長を経て県副会長、福井県読書連絡協議会理事、朗読文化研究会「すぷりんぐ」代表、観光ボランティア「若狭の語り部」会員、小浜市郷土研究会副会長 |