援助者のためのグループの理論と実践

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村本邦子・著 
『援助者のためのグループの理論と実践』
FLC21援助者ナビ(1)

(四六判102頁/税込価格1050円)

 自助グループをつくりたい、勉強会や読書会を始めたい、お母さんたちを集めて子育て支援をやってみたい、小さな講座を主宰したい、サポート・グループやグループ・セラピーをやってみたい。始めるにあたって、どんなことを考えておかなければならないのだろう。始めたは良いけど、予期しない問題が次々に出てきて、始めたことを後悔している。今からでも、何とか対処できるだろうか。
 グループの基礎的な知識を学び、それをどんなふうに実践に結びつけていけるかを紹介します。リーダーとなる人もならない人も、これらの知識を共有してもらえたらと願っています。


【内容もくじ】

    第1講 グループとは何か?
     1 グループの定義
     2 グループ研究の移り変わり 

    第2講 グループの観察
     1 観察法
     2 構造化された観察法
     3 セルフレポート法とソシオメトリー 

    第3講 グループの構造
     1 グループの構造とは?
     2 規範
     3 役割
     4 地位
     5 コミュニケーション・ネットワーク 

    第4講 グループ・ダイナミックス
     1 グループ・ダイナミックスとは?
     2 グループの凝集性
     3 同調性
     4 グループ葛藤
     5 グループ発達 

    第5講 リーダーシップとパワー
     1 リーダーシップとは?
     2 リーダーシップとパワー
     3 パワーの基盤
     4 権力の堕落と健全なリーダーシップ 63 

    第6講 グループ・アプローチ
     1 グループ・アプローチとは?
     2 グループ・アプローチのさまざま
     3 グループの持つ力 

    第7講 グループをつくる
     1 グループを始める
     2 グループの基礎構築
     3 メンバーの選択
     4 グループのルールについて
     5 グループで生じてくる問題


【著者紹介】

  • 村本邦子:
    女性ライフサイクル研究所(FLC)所長、臨床心理士。心理学女性学博士、立命館大学大学院特別任用教授