定価(A5 判314 頁/定価(本体2700 円+税、送料1冊164円)
『思考と言語』を解説する
本書を執筆するうえで心掛けた三つの特色を
述べておきたい。まず一つ目は、基本的データを大切にすること。二つ目は、実証的にするということに関連して同書にみられる簡素
な記述を裏付けの資料によって補充することである。三つ目は、『思考と言語』をヴィゴツキーの全体像のなかで関連づけるというこ
とである。…現在ことばや言葉に携わる仕事をされている方々にとっても改めて言葉の捉え方の再考に資するといいのだがということを追加しておきたい( まえがきより)。
<内容目次>
一 『思考と言語』を読むために 『思考と言語』は論
文集である
二 研究問題と方法(第一章)
三 ピアジェ、シュテルンの心理学説(第二章、第三章) 一 ピアジェの心理学説における子どものことばと思考の問題(第二章) 二 シュテルンの心理学説におけることばの発達の問題(第三章)
四 思考とことばの発生的根源(第四章)
五 概念発達の実験的研究(第五章)
六 子どもにおける科学的概念の発達の研究(第六章)
七 思想と言葉(第七章)
付録 ヴィゴツキーとの出会い
(著者紹介)神戸大学名誉教授、学術博士(著書)ヴィゴツキー『「発達の最近接領域」の理論』(共訳、三学出版)