(46 判94 頁/定価1260 円税5%(本体1200円)送料1冊80円)
日常気づくことがほとんどない,見えない身体的経験
本書は、私たちと世界とのあいだに介在する,抽象的でありながらアナログ的な身体的経験について事例を交えながら,イメージス
キーマおよび隠喩的投射として明らかにすることを目的としている。(はじめにより)
<内容目次>
T.イメージスキーマと隠喩的投射――認知意味論の理論構成
U.子どものイメージスキーマ形成――知覚分析への注目 1.子どもの知覚分析 2.イメージスキーマの特性 3.主要なイメージスキーマの形状(1)自己運動と使役運動というイメージスキーマ (2)生
物性概念に寄与する随伴性と関連性のイメージスキーマ (3)無生物性概念としてのイメージスキーマ (4)「容器/包含/支持」のイメージスキーマ (5)子どものイメージスキーマ
V.イメージスキーマの隠喩的投射による意味形成――歴史認識と脳死問題の分析を中心に 1.日常事象と隠喩的投射――「給料や成績が上がる」のはなぜ良いのか 2.認知意味論に基づく歴史認識の分析――歴史学の立場と子どもの立場 3.隠喩的投射からみた脳死問題
(著者紹介)大阪市立大学大学院生活科学研究科教授
(著書)『学校身体の管理技術』(春風社)『子どもの生活科学』(地研)『教育臨床学のポストモダン』(日教研)、その他。